春のプレハブお手入れ
住まいを快適に保つためには、日頃の掃除ももちろんですが、四季の気象条件の変化に応じたお手入れが必要です。今回は春のお手入れ方法についてご案内いたします。
暖かな季節と共に訪れるのは花粉症。今や日本人の約25%が花粉症患者と言われています。たくさんの人を悩ませる身近な病気と言えますね。花粉の飛ぶ季節は植物によって違うので秋や冬にも花粉症はありますが、特に多いのが春先から飛ぶスギ花粉によるもの。この季節、早めの対策が必要となります。
春のプレハブお手入れ講座 ~窓の換気方法で花粉症対策~
換気で窓から花粉が入ってきます
屋外での対策はもちろんですが、室内での対策も重要です。午前10時~午後5時までの日中に窓を10cm開け、花粉の量を測定したところ、窓際と玄関周辺の花粉量がもっとも多いというデータがあります。窓周辺の床も広い範囲で花粉が検出されました。
窓から入ってくる花粉は、どう防げばいいのでしょうか
やはり窓を開けることで花粉が室内に入り込むことがわかります。では窓から入ってくる花粉は、どう防げばいいのでしょうか。窓は開けないほうがいいのですが、花粉飛散シーズンでも換気は必要。窓を閉めっぱなしというわけにはいきません。
そこで取り入れたい上手な換気法は、窓を網戸にして細めに開け、レースのカーテンを通して風を入れることです。
3LDKのマンション1戸で窓を全開にして1時間の換気した場合、侵入する花粉は約1000万個ですが、窓を10cm幅程度に開いてレースのカーテンを通せば約4分の1に減らせるというデータが出ています。窓を開けている時間は短めに、10分程度で十分でしょう。
窓・ドアを開けたらすぐ掃除をしましょう
前述のように侵入した花粉は窓の下や床にたまりやすいので、できるだけすぐに掃除しましょう。出入りや開け閉めの多い窓の近くには、すぐに花粉を除去できるよう、モップや雑巾の設置がおススメです。また、意外に見落としがちなのがカーテン。カーテンにも花粉はたくさん付着しています。花粉の季節は自宅で丸洗い可能なタイプを使用し、こまめに洗濯しましょう。